今の時代 何歳からお年寄り(老人・老年者)
と考えるのでしょうね
70歳は 前期高齢者 75歳は後期高齢者など
健康保険上言われていますが 年齢とともに
「腎精」と言われる人間が
本来持っている生きる力の源も衰えてきます
それを 漢方的には「腎虚」と言います。
そして腎が虚すると一般に
「耳」の症状が現れると言われています。
耳は 聴力(蝸牛)と平衡感覚(三半規管)を担っています
聴力が弱る→難聴・耳鳴りが起こりやすく
平衡感覚が弱る→めまい・立ちくらみが起こってきます
またそれぞれに原因が
①耳本体の機能の低下
②脳自体の疲れ
によって起こります
耳鳴り・難聴の場合
①耳が疲れて起こる難聴・耳鳴り
蝸牛の中の有毛細胞の機能低下
↓
電気信号が脳に伝わりにくくなったり
正しく伝わらなかったりする
↓
難聴・耳鳴りが発生
②脳が疲れて起こる耳鳴り
脳が疲れてコントロールできなくなる
↓
普段は 無視している脈拍(蝸牛のそばを通る動脈)
の音を間違って拾う
↓
脳に伝わって耳鳴りになる
めまい・立ちくらみの場合
①耳センサーの異常で起こるめまい
体のバランスを感じ取って脳に伝えるセンサー
(内耳の三半規管)に何らかの異常が生じる
↓
メニエール病の多い「ぐるぐる型」の回転性のめまいが起きます
②脳の活動低下や故障で起こるめまい
目からの情報と耳や体から受け取る情報が食い違った時
↓
「ふらふら型」の軽いめまいが起きます
脳梗塞で起きるめまいもこのタイプが多いです
腎は「骨を主り、髄を生じ、脳に通ず」
腎は 脳の働きとも密接に関わっていると漢方では考えます
滋腎通耳湯
「滋腎通耳湯」は 腎の働きを高めて、
脳の興奮や刺激からリラックスさせるものです
漢方用語で 「清熱補血・疎肝解鬱」と言います
「清熱補血」には 温清飲ですが
耳鳴りの場合 杞菊地黄丸や六味丸が適し
「疎肝解鬱」には 逍遙散や加味逍遙散が適します
「滋腎通耳湯」は「清熱補血・疎肝解鬱」
この2つの作用を合わせ持った処方になります
能活精
今 脳に話題の生薬「遠志」も配合された
疲れたアタマに活!カラダに活!
「能活精」
動物性生薬と植物性生薬がバランスよく配合され
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