更年期障害と自律神経バランス

女性の更年期障害には 自律神経の変調が
重要な役割を担っていることが知られています
 

目次

★更年期とは
★更年期障害とは
★更年期障害の判定について
★更年期障害における自律神経バランス
★男性にも更年期障害
★まとめ
 
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★更年期とは

女性の更年期とは 40歳後半から50歳前半の
約10年間にかけて性成熟期から生殖不能期への
移行期間に当たります
 
また50歳前後に訪れる閉経以降の人生後半を
スタートさせる準備期間です
さらに 更年期は 女性のライフサイクルの上でも
最も変化の激しい時期と重なります
 
例えば
・卵巣機能の低下によるホルモンバランスの変化
・親としての子育て卒業
・歳を重ねた両親の世話や介護
・職場での立場の変化や体調の変化など
 
いろいろなことが重なる時期でもあります

★更年期障害とは

女性の更年期障害でじゃ 更年期に見られる
自律神経症状を中心とした不定愁訴を主訴とする症状
 
原因として
●閉経による内分泌ホルモンの変化
→急激な血中の女性ホルモンのエストロゲンの低下
→脳の視床下部に影響し自律神経を変調させる
●個人の体質や性格 生活環境にも影響されます
 
更年期症状には 全身的または 部分的な症状また
精神的な症状があります
 
よくある傾向として
ホットフラッシュや立ちくらみ、めまい、下痢や便秘、
精神的うつ症状を含む自律神経失調症

 
これらの症状は 人それぞれで 生活に支障が出る
重症の人もいれば 無症状(約30%)もいます
 
 

★更年期障害の判定について

更年期障害診断テスト(文献1)
更年期指標
簡略式更年期指数チェック表
0~25 ;問題なし
26~50;軽症
51以上 ;重症で更年期障害とされ
      血液検査などで総合的に判断されます
 

★更年期障害における自律神経バランス

更年期障害における 自律神経バランスとして
 
●顔がほてったり 汗をかきやすい
 
●腰痛・関節痛
 
●頭痛、めまい。吐き気があったり 疲れやすい
 
●寝付きが悪い、怒りやすくイライラする
 
●くよくよしたり 憂うつになる
 
このような傾向がみられました
 

★男性にも更年期障害

 
最近 男性にも更年期障害があることが注目されています
 
女性の更年期における女性ホルモンの激減に比べて
男性の男性ホルモンは 20歳代から徐々に低下し 
比較的穏やかなので症状としては 
分かりにくいとされています
 
しかし 人によっては 身体的筋力、体力の低下、
ほてり、めまい、耳鳴り等
精神的には 不眠、いらいらやうつ傾向
そして性的な衰え(性欲の減退、勃起不全等)を自覚します
 
それらの症状は個人差があり 重症な場合もあれば
気がつかない場合もあります
 
 

★まとめ

私たちの生活の中で 自律神経系の働きは非常に大切です
 
更年期障害の多くは 自律神経症状に異常が認められることから
反対に 自律神経を整えておけば 
更年期障害も軽減されると考えられます

 
更年期障害には 病院でのホルモン療法が一般的です
この治療で 劇的に症状が改善される方も多いです
 
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(文献1)小山 嵩夫 私の更年期指数、産婦治療、77巻 104~107、1998年

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