冷たい北風で身体が冷えていませんか?
寒い日はしょうがを用いた料理やドリンクなどを楽しんではいかがでしょう。
しょうがパワーで身体の中からぽかぽかに!心もほんのり温かくなってきます。
ぽかぽかのもと 辛味成分のジンゲロールとショウガオール

- ジンゲロール…生のしょうがに多く含まれています。体の中でも特に末梢の血管を拡張させて血流を促進する効果が期待できます。発汗や解熱などの作用を発揮します。
- ショウガオール…しょうがを乾燥・加熱したりすると、ジンゲロールがいっそう辛味の強いショウガオールに変化します。体を温める効果がより期待できます。
さらに知りたいしょうがの効果
しょうがには身体を温めるだけではなく、他にも嬉しい効果が期待できます!
殺菌作用

お寿司のガリとして利用されているように、お刺身に添えるわさびや紫蘇などと同様、殺菌作用があることが知られています。
抗酸化作用

しょうがには、細胞やDNAを傷つける活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があることが、国内外の多くの研究で明らかになっています。
胃腸の働きを助ける

胃腸の内壁の血行がよくなり、胃腸の働きや胆汁の分泌を促進します。その結果、消化が促され、影響の吸収も高まります。
しょうがは使い方自由自在【おすすめの使い方】
①ひねしょうが
スーパーや八百屋さんで一年中手に入る、最もポピュラーなしょうが。古しょうが、根しょうが、囲いしょうが等の別名もあります。
選び方
全体的に黄金色で、形はふっくら肉厚、表面はつやとハリがあるものを。いろいろな形でカットされているので、使いやすい形を選んでみてくださいね。
基本の使い方
有効成分は皮に近い部分に多く含まれているので、皮は剥かずに、よく洗って使うのがオススメです。黒く変色したところは、スプーン等でこそげ取って使いましょう。
保存方法
多くの野菜と同様、しょうがも出来るだけ早く使い切るのがベスト!残った時は湿らせたキッチンペーパー等に包んで常温保存すると良いでしょう。
②みじん切り

千切りにしたしょうがを小束にして横に向けて細かく刻みます。さらに細かくしたい場合は、包丁の刃先に手を添えて刻みます。
細かく刻むことで、香りも辛みも増し、お料理に使いやすくなります。
みじん切りにしたしょうがは、小分けにしてラップで包み、冷凍保存が可能です。
③潰す
煮込みや炒め物等、しょうがの風味をしっかり活かしたい時に潰します。風味を料理に移したら、しょうがは取り出しても構いません。
ビニール袋に入れて潰す
しょうがを沢山潰したい時は、適度なサイズにカットしたしょうがをビニール袋に入れ、すりこぎや瓶の底で叩いて潰します。
しょうがのこぶの部分が最適
こぶになった部分は潰すのにちょうど良い大きさです。こぶを手で折って、包丁の腹や木べらを当て、体重を乗せて潰します。
④乾燥

乾燥させると、水分が抜けた分、香りも辛さも増し、少しの量で料理の味が引き立ちます。長期保存も可能。乾燥しょうがを粉末にして使う方法もあります。乾燥しょうがは粉末状のものがよく市販されていますね。
乾燥しょうがの作り方
皮は剥かずに、薄切りにしてザルに並べ、カラカラになるまで天日干しします。乾燥が不十分な時は電子レンジで温めると効果的です。出来上がったら食品用乾燥剤と一緒に密閉容器に入れて常温保存可能です。
もっと知りたい!しょうがのQ&A
- しょうがの「1かけ」ってどのくらい?
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料理番組やレシピ本でよく出てくる「しょうが1かけ」の目安は、親指の第一関節から上までぐらいの量。すりおろすと小さじ2杯程度です。
- しょうがって呼び方が色々だけど、何が違う?
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「ひねしょうが」の収穫時期は、秋。早めの6月頃に収穫されるのが「新しょうが」。初夏に収穫した小ぶりの品種が「葉しょうが」といい、収穫時期によって呼び方が変わります。
- しょうがは根っこ?
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私たちが食材として用いるしょうがは、地下で肥大した茎です。根のように見えることから根茎と呼ばれています。
- しょうがから芽が出てきましたが、大丈夫ですか?
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じゃがいもの芽とは異なり、しょうがの芽には天然の毒素が全く含まれていないので、食べても問題ありません。
- しょうがは、漢方薬にも使われていますか?
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漢方では、生姜と乾姜が、カゼや健胃、鎮嘔(嘔吐を抑制する働き)、鎮痛などに用いられる漢方薬に配合されています。
あると便利!しょうがの調味料
しょうが味噌

しょうがはみじん切りにし、材料全てを鍋に入れて混ぜる。弱火にかけてふつふつとしてきたら、出来上がり!冷まして清潔な保存容器に入れる。ご飯のお供、焼き茄子、焼き肉などに◎
しょうがの醤油漬け

しょうが以外の材料を鍋に入れて、ひと煮立ちさせたら、千切りにしたしょうがを入れる。清潔な容器に移し、一晩漬けこむ。卵かけご飯、野菜のおひたし、納豆などに◎
しょうがシロップ

しょうがは皮ごと繊維を断つように薄切りに。鍋に材料を全部入れて、強火にかける。沸騰したら弱火にいて10分煮込む。炭酸水で割ってジンジャーエールにしたり、紅茶に入れて「しょうが紅茶」を楽しんでも◎
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【特集】ぽかぽかしょうが三昧
■冷えた体をしょうがでぽかぽかに!
冷たい北風で体が凍えていませんか。そんな日はしょうがを用いた料理やドリンクなどを楽しんではいかが。しょうがパワーで体がぽかぽかに。心もほんのり温かくなってきます。
■[class A 薬局で相談しよう]鼻水と鼻づまりが続いたら「副鼻腔炎」かも!?
「副鼻腔炎」という病名を知らなくても、「蓄膿症」のことだと聞けば「昔、子どもがよく罹っていた」と思い出す人も多いのでは。副鼻腔炎は直接生命を脅かす病気ではありませんが、さまざまな合併症を引き起こすことがあるので注意が必要です。

