腸と脳の相関関係 その1

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腸と脳の相関関係 その1

羽鳥慎一モーニングショー(2022年6月17日放送)にて、「腸脳相関・腸の調子がメンタル・睡眠・記憶力に影響」が放送されました。
かなざわ薬房でも、腸活はオススメの健康法としてお客様にお伝えしています。
今回は「腸と脳の関係に関する内容」をご紹介しますので、是非参考になさってくださいね。

腸を活性化させる食事

わかめと豆腐のお味噌汁、納豆、お魚…海藻、大豆、発酵食品は、腸内で善玉菌のエサになります。ぬか漬けは、発酵食品で乳酸菌を含みます。これは腸内で悪玉菌の繁殖を抑えて、腸内細菌のバランスをとります。

腸内細菌と記憶力の関係

腸内細菌に詳しい京都府立医科大学教授の内藤さんは、「腸と記憶力については、今非常に注目の研究分野で、どんどん新しいことがわかってきている」といいます。
また、「日本人は本来、ビフィズス菌を多く持っている。体内のビフィズス菌を大切に育てることが重要」ということです。

脳の老化とは、脳内にある免疫細胞が炎症を起こすことです。
腸にいるビフィズス菌が、何らかの作用をして脳の炎症を抑制して、認知機能を改善する可能性が示されました。

その結果、即時記憶力、視空間・構成力、言語力、注意力、遅延記憶力のいずれの認知機能においても、ビフィズス菌を摂取したグループの方が、摂取していないグループに比べて、高くなっていました。

腸と睡眠との関係

腸は睡眠にも関係します。
睡眠ホルモン『メラトニン』は、幸せホルモン『セロトニン』から作られます。
睡眠の質を良くするには、日中に『セロトニン』をたくさん作っておくことが、大事なんです。

腸内細菌のバランスが乱れて、腸で作られる『セロトニン』のもとの量が不足すると、脳でも『セロトニン』が不足するということになります。

メンタルが腸に与える影響

逆にメンタルは、腸にどのように影響を与えるのでしょうか。
ラットでの実験ですが、脳でストレスを感じ、うつのような状態になると、腸で腸内細菌のバランスを保つ働きをする物質、αディフェンシンが減少します。
これにより、腸内細菌のバランスが乱れ、腸の働きが悪くなるということです。

この腸とメンタルについて、腸内細菌が関係していることもわかってきています。
最近の研究で、うつ病患者は健康な人に比べて、腸内にビフィズス菌が少ないことがわかりました。
また一方で、ビフィズス菌が一定数以下だと、うつ病の発症リスクがおよそ3倍になるということがわかりました。

腸の調子は、メンタルや睡眠、記憶力にも影響しています。
『脳腸相関』と言われているんですが、ストレスが腸の不調を招いたり、逆に、腸の不調がストレスを招いたりと、脳と腸がホルモンなどを介して互いに作用しあうことです。

まとめ

今回は「腸と脳の関係に関する内容」をご紹介しました。腸と脳が密接に関係していることに驚かれたのではないでしょうか。次回は「腸の不調が身体に及ぼす影響」についてご紹介いたします。
かなざわ薬房には、腸活にオススメの商品もございます。
お腹の調子を整えたい方は是非、一度ご相談ください。

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