腸と脳の相関関係 その2

目次

腸と脳の相関関係 その2

羽鳥慎一モーニングショー(6月17日放送)にて、「腸脳相関・腸の調子がメンタル・睡眠・記憶力に影響」が放送されました。
かなざわ薬房でも、腸活はオススメの健康法としてお客様にお伝えしています。
前回は「腸と脳の関係に関する内容」をご紹介しました。
今回は「腸の不調が身体に及ぼす影響」をご紹介しますので、是非参考になさってくださいね。

便秘を改善するには

腸内細菌に詳しい京都府立医科大学教授の内藤さんによると、
「便秘を改善するには、まず生活習慣を見直すこと。適度な運動、早歩きのような少しきついと感じるくらいの運動習慣化、食生活の改善、水分を十分摂り、食物繊維(不溶性・水溶性)をバランスよく摂取する」ということです。

便秘と死亡率の関係

便秘があるかないかで、10年後の生存率も変わります。
アメリカの医科大学の研究です。
平均年齢54歳を15年間追跡調査した結果、10年後の生存率は、便秘がない人85%だったのに対し、便秘がある人は73%でした。
便秘がある人の方が、死亡率が12%以上高いと報告されています。

便秘が身体に及ぼす影響

便秘になると、腸内細菌のバランスが乱れ、腸管に炎症が起こります。
こうなると、高脂血症、動脈硬化、糖尿病など生活習慣病の他、腎臓病やパーキンソン病の発症リスクも高くなります。
さらに、無理にいきむことで、血圧が急上昇して、脳梗塞や脳卒中のリスクも高くなります。

高齢者に便秘が多い理由

高齢者に便秘が多い理由です。
一つは水分や食物繊維の不足。高齢者は、食事や水分の摂取量が減って、不足しがちだそうです。
もう一つは、筋力の不足。排便する筋力が落ちてくるということです。

便秘のある人を男女年代別でみると、20代から60代では、女性が多いですが、高齢になると、男女とも多くなります。

腸内細菌と便秘の関係

腸内細菌と便秘の関係です。
善玉菌が腸の『ぜんどう運動』を促進します。
腸内環境が悪くなると、悪玉菌の毒性物質によって腸管が麻痺し、大腸の『ぜんどう運動』が鈍くなって、便秘になります。

あなたの腸年齢は?

自分の腸年齢は何歳なのか、チェックしてみてください。
9つの項目に該当するもの、皆さんは、いくつあるでしょうか?

該当するチェック項目が、

  • 0の人:腸内環境良好。腸年齢は実年齢より若いです。
  • 1~2の人:気を抜かず今の生活を継続しましょう。腸年齢は実年齢と同じです。
  • 3~5の人:生活習慣を見直しましょう。腸年齢は実年齢より+10~15歳です。
  • 6~8の人:不調をきたす恐れあり。腸年齢は実年齢より+20歳です。  
  • 9の人:放置すると大病の危険。即生活を改善しましょう。腸年齢は実年齢より+30歳です。

腸年齢を進める要因

腸年齢を進める要因は、
・ビフィズス菌の減少
・酪酸菌の減少
・不健康な食事(脂肪の取りすぎ、塩分の取りすぎ、糖分の取りすぎ)
・運動不足・ストレス、などです。
腸内フローラ研究所の辨野理事長によると、「日本人は、実年齢より20歳以上“腸年齢”が老化しているケースが多い」といいます。

腸内細菌のバランスが乱れると

腸内細菌のバランスが乱れると、糖尿病、動脈硬化、大腸がん、大腸炎、花粉症、アレルギー、感染症など様々な病気を誘発する可能性があります。
腸内細菌に詳しい京都府立医科大学教授の内藤さんによると、
「健康を維持するためには、腸年齢を知ることで、自分の腸の状態を把握することが大事」といいます。
腸年齢とは、腸内の菌のバランスから腸の状態を年齢で表したもので、老化の度合いなどを知る目安になるといいます。

腸内細菌とは

腸内細菌には、善玉菌と悪玉菌、さらに強いほうに味方する日和見菌という、3つのグループがあります。 
この腸内細菌の数は、年齢ともに変わります。
日和見菌はほぼ変わりませんが、
●善玉菌のビフィズス菌は、55~60歳を境に減少します。
●悪玉菌のウェルシュ菌は、55~60歳を境に増加します。
つまり、55~60歳を境に、腸内細菌のバランスが乱れて行きます。

まとめ

腸は、脳だけでなく身体にも大きく影響することが分かりました。
毎日の健康的な食生活、適度な運動、疲れやストレス・睡眠不足の解消をすることで、腸内環境を整えていきましょう。
かなざわ薬房には、腸活にオススメの商品もございます。
お腹の調子を整えたい方は是非、一度ご相談ください。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる