春から初夏は心身の不調が出やすい季節
春から初夏にかけては、木々の緑が鮮やかになり、過ごしやすい季節へと移り変わります。
一方で、紫外線の増加や環境の変化、日々のストレスによって
- 身体が重い
- 気分がすぐれない
- 疲れが取れない
- やる気が出ない
といった不調を感じる方も少なくありません。
こんな症状が現れやすい時期です

- イライラ
- 気分の落ち込み
- 無気力
- 倦怠感
- 不眠
- めまい
- 動悸
東洋医学では「心と身体はつながっている」と考えます
東洋医学には、「心身一如(しんしんいちにょ)」という考え方があります。
これは「心と身体はひとつである」という意味です。
また「心身相関」という考え方もあり、心と身体は互いに影響し合うと考えられています。
単に身体の臓器が炎症を起こしていたりする原因は、臓器そのものだけに問題があるのではなく、その人の物ごとへの捉え方などからも影響をうけるという考え方です。
これから夏にむけての熱中症や夏バテ防止の対策や漢方についても解説していきます。
イライラ・憂うつを感じる方に
柴胡疎肝湯(さいこそかんとう)

朝から気分が晴れず
- イライラする
- 憂うつになる
- 胸や脇が張る
- お腹が張る
といった症状がある方に用いられる漢方です。
東洋医学では「氣(き)」の巡りが悪くなった状態と考えられ、氣の流れを整えることで心身のバランス改善を目指します。
責任感が強く、真面目な方や、仕事のストレスを抱えやすい方にもおすすめとされています。
気分の落ち込み・無気力・倦怠感に
玉屏風散(ぎょくへいふうさん)
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
逍遥散(しょうようさん)
帰脾湯(きひとう)
春から初夏は 草木の成長があり気分も明るくなる季節ですが、
「かえって気分が落ち込む」
「明るく振舞えなくてつらい」
という方も少なくありません。
王屛風散
「氣」を補う薬用人参(消化機能を高め、自律神経を整える)や黄耆(疲労倦怠、むくみ、食欲不振に、体表のバリア機能を高める)黄耆が多く配合されている
補中益気湯
やせ型など体力が虚弱で身体の倦怠感が強く食欲不振の方
逍遥散
ストレスによるイライラ、不眠、不安感それに伴う冷え症、肩こり、疲労感、月経トラブルの改善に
帰脾湯
疲れやすく、「氣(エネルギー)」と「血(栄養)」を補い、心身のバランスを整え、主に不眠症、精神不安の改善に
めまい、動悸、立ち眩み、冷え症、更年期障害(ホットフラッシュ)
連珠飲(れんじゅいん)
血の巡りを整え身体を温める「四物湯」と水分代謝や自律神経の働きを整える「苓桂朮甘湯」を組み合わせた漢方です。
貧血傾向で、動悸や息切れ、めまいを伴う方、血の流れをよくすることでホルモンバランスを整え更年期障害に伴う自律神経症状の改善や浮腫(むくみ)に おすすめです。


