スーパーフード:ゴジベリー(クコの実)

クコの実(ゴジベリー)について

クコの実は 漢方名では「枸杞子(くこし)」と言われ クコの果実です

中国では「不老長寿の薬」として
世界三大美女のひとり、楊貴妃が毎日食べていたといういわれのある美容フードです

ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ナイアシン、カロテノイドの一種セアキサンチン、ベタイン、ポリフェノールなど非常に豊富な栄養が含まれています。

ベタインには 抗脂肪肝作用があり 枸杞子の水抽出物には 血圧降下作用が認められています。
肝硬変は高血圧などの生活習慣病の予防効果も期待できます

夏から秋にかけて紫色の花が咲き 秋には果実が赤く熟します。
この果実を乾燥したものが枸杞子で 先の尖った紡錘形です。
よく杏仁豆腐の上にトッピングされているあの赤いのです。
主に産地は 中国です

漢方のバイブルと言われる「神農本草経」では いいランクの生薬とされ
「五臓六腑内の邪気、熱い渇き、しびれを治すと」記されています。

枸杞子は 主に強壮薬として、漢方で言われる肝腎(肝臓・腎臓を含めた内臓)を補い養生し、腰膝の痛み、無力感、めまい、頭痛などの症状にひろく使われています。

枸杞は 果実だけでなく 根と葉にもそれぞれ薬効があります。
根皮を乾燥したものを「地骨皮(じこっぴ)」と言い 熱を冷ましたり、汗をとったりします。
枸杞葉も お茶として美味しくいただけます

漢方薬として枸杞子が配合されている処方に「杞菊地黄丸」があります。

杞菊地黄丸


枸杞子は 菊花とともに作用して 目の炎症を鎮め、パソコンやスマホなどのOA機器で目を酷使した後の目の疲れや、かすんで細かな字が見えにくいといった症状に効果を発揮します。

またこの杞菊地黄丸は、年齢を重ねた方にお勧めの六味丸がベースとなっているので
目の症状だけでなく、五臓六腑のバランスを整え 足腰が重だるい、手足のほてり、排尿異常、耳鳴り、難聴、めまいなど 老化に伴う様々な症状に幅広く応用できます

かなざわ薬房特製「食べる漢方茶」発売しました

2022年2月5日発売のかなざわ薬房特製
「食べる漢方茶」にも クコの実は 配合されています

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